★住宅資金の頭金2割必要は本当なのか
住宅を建てる際に、まず最初に検討するのは資金計画です。書籍などでは一般的に住宅資金の2割は自己資金で準備しておく必要があると言われていますが、それは果たして本当でしょうか?検証してみたいと思います。
まず仮に総費用4000万円の住宅を購入するとしましょう。4000万円をフルローンで借り入れると月々いくらの返済額になるのでしょうか。
固定金利1.5%、30年返済で試算すると月々138,048円となりました。
さてこれを見てどう思われましたか。月々138,048円返済できるのであれば、頭金がなくても大丈夫ではないでしょうか。
つまり頭金2割必要なのではなくて、年収に応じて返済負担率を引き下げるためには2割必要になることがあるということですね。
ではこの2割という数字はどこから来たのでしょうか。実は2007年まで住宅金融公庫(現フラット35)による公的融資で、借入融資は物件価格の8割までという条件があったことに由来します。ですので返済に自信があれば頭金がなくても住宅を手に入れることは出来ます。
ただし住宅の購入には土地の手付金や建築工事の着工金など住宅ローンの支払い前に必要となる費用がありますので、それに応じてある程度の自己資金は必要になります。
資金計画は画一的に計算しただけではやや不十分です。しっかりとライフプランに落とし込んで個々の建築計画に応じた資金計画が必要ですね。
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