★断熱基準の歴史を理解しよう

住宅の断熱には基準があります。その歴史は昭和55年までさかのぼり、断熱基準策定のきっかけはオイルショックによる燃料供給不足でした。当時の暖房器具は石油ストーブが主流で、灯油の供給不足は寒い地域に住む人々にとっては命にかかわる大きな問題でした。それをきっかけに住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する建築主の判断の基準という法律が作られました。その法律によって定められた最初の断熱性能基準は「省エネルギー基準」と呼ばれました。その後、順次改訂が行われ、平成4年の基準は「新省エネルギー基準」、平成11年の基準は「次世代省エネルギー基準」と呼ばれました。

平成25年の法律改訂では省エネルギー基準の名称が断熱性能等級に変わり、さらに令和4年の改訂では断熱性能等級5、6、7が追加となっています。ちなみに2025年以降は断熱性能等級3以下の住宅は建設できなくなることが決定しており、さらに2030年以降には断熱性能等級4以下の住宅は建築できなくなる予定になっています。ですので、これから住宅を購入される場合は、資産価値を守る上でも断熱性能等級5以上の住宅を購入されることをお勧めします。

最後に断熱性能等級には地域区分ごとに、UA値による基準値が定められています。北陸地方は地域5に該当しますので、UA値の最低ラインは0.6だと認識しておきましょう。

引用元:学ぼうホームズ君

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