★トータルコストの視点

住宅を購入する時にまず重要になってくる要素に予算があります。誰でも安く住宅を購入したいと思うでしょう。ここで大切なのは住宅は買って終わりではないということ。買ってからも20年、30年と住み続ける限り冷暖房費や修繕費などのコストがかかります。ケチって性能の低い住宅を安く買っても、30年でみるとトータルコストが大きくなってしまうことがあります。

トータルコストの考えをわかりやすくするため、断熱性能別の単純モデルを使って考えてみたいと思います。まず下図の縦軸はトータルコスト、横軸は建築後経過年数です。
断熱性能は3種類①H25基準UA値0.87②G1基準UA値0.57③G2基準UA値0.46で、
性能の順位は①<②<③です。

安価で性能の低い①H25基準UA0.87では最初のコストが最も少なくなっていますが、20年、30年と時間が経過すると冷暖房費がかかるためトータルコストが大きくなってしまうのがわかると思います。
低性能の住宅を買って費用が一番かかってしまうのであれば、その家づくりは失敗だと言えます。

引用元:エコハウス超入門

住宅は何度も買いかえられるものではなく、一度購入すると20年、30年と使い続けなければならないわけですから、初期費用だけに惑わされずトータルコストの視点を持って計画していくことが重要だと思います。

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