★布基礎とベタ基礎
住宅を建てる前にまず基礎の種類を理解しておきましょう。
一般住宅で使用される基礎には、大きく分けて2種類あります。
「ベタ基礎」と「布基礎」です。
引用元:宮城の家づくり情報局
よく言われるのが、ベタ基礎と布基礎どちらがいいのかという永遠のテーマです。ベタ基礎は面で支える構造、布基礎は点で支える構造であることを考えると安定性ではベタ基礎に軍配が上がるのではないでしょうか。イメージとして沼の上を移動すると仮定した場合、ベタ基礎は板の上に横たわっての移動であり、布基礎は四つ這いでの移動です。四つ這いで沼を移動すると手足が沈むというのが容易に想像できますよね。接触面積の大きい板の上に乗って移動した方が安定する。ただし、これが言えるのは地面が柔らかい沼の場合に限定されます。ではもし硬いアスファルトの上を移動するならばどうでしょうか?板の上に横たわっていようが、四つ這いであろうが安定性にはあまり影響がありません。四つ這いでも十分安定していますよね。つまり結論として地盤の状況によるということではないでしょうか。ベタ基礎の方が安定性は高いが、地盤が硬ければ(地盤改良すれば)布基礎でも問題はないと言えます。逆に言うと布基礎は地盤が硬くなければならない、地盤改良が必要になることが多いということかもしれません。
安定性以外にもベタ基礎と布基礎の比較でよく言われることで、コスト面があります。ベタ基礎はスラブと言われる基礎の底の部分にも鉄筋やコンクリートを多く使うため、一般的に材料費がかかると言われています。その点では布基礎にもメリットがあります。
ベタ基礎と布基礎のどちらがいいのかは地盤によると言いましたが、現実問題として地盤が硬いのか、柔らかいのかは住宅会社を決めてから地盤調査をしてもらわないとわからないことなので、結局はベタ基礎が無難な選択になるのではないでしょうか。
ちなみに我が家は幸い地盤の状態が良好だったので、地盤改良なしの布基礎です。今のところ全く問題はありませんよ。
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